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電気工事の東光東工事部の社長インタビュー

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INTERVIEW

志すのは“和”の力を活かしたチームワーク経営

日々たゆまず、鉄道の安全と運行を守る大切な役目

注目度が高まる電車線工事の仕事

当社の主な事業は鉄道路線の電車線工事、配電線工事、基礎工事、塗装工事等で、JR東日本(在来線)・JR東海(新幹線)や私鉄・地下鉄など、関東一円をエリアとしています。

電車線工事の技術力の高さ、非常事態にも対応できる迅速性とそれを支える訓練体制が整備されていることが当社の強みです。

毎日の都市交通を支える重要な仕事でありながら、深夜作業が中心のため人目に触れることが少なく、これまではあまり世間から注目されてきませんでしたが、最近は、新幹線の軌道などを検査する車両「ドクターイエロー」がテレビなどで紹介され、鉄道の電車線工事の認知度も上がってきました。

「何事もなく一番列車を定時定刻に走らせる」の言葉を胸に刻んで

「何事もなく一番列車を定時に走らせる」というのが創業者から受けついだ言葉です。
私たちの現場は電車が止まっている午前1時50分~午前3時50分までの間。この正味2時間という短時間の内に作業を終了し、4時20分には一番電車を走らせなければなりません。

作業の遅れで始発電車が走らないということは絶対避けなければなりません。しっかりとした技術で工事を施工することが、私たちに課せられた使命なのです。
ところが、「何事もなく…」というのは一見簡単なようでいて案外難しいものです。これを実現するための理念として、当社は社是を「和」としています。

“和”の理念が事故防止につながる

「和」とは日頃一緒に飯を食い、協力しながら仕事をすることで培われていくものだと考えています。事故を防ぐためにも「和」の心、お互いへの思いやりや普段のコミュニケーションが大切です。

社員によく話しているのが「お互いの声掛け」です。 人間というものは、気を付けなくてはいけないことを、作業の中でつい忘れてしまうものです。 そこで、自分だけではなく、相手の安全も気に掛けることが重要になるのです。

例えば、私たちの職場での三大事故原因の一つに高所からの墜落があります。 墜落は、安全のための命綱をかけ忘れた結果、事故につながる場合が多いのですが、周囲の者が「ロープがかかっていないよ」と声をかけることで事故を防ぐことができるのです。

地味なようですが「お互いの声掛け」が活きてくるのです。 大切な社員の命を守るためにも、和の心を持って「お互いの声掛け」を励行し、事故防止につなげています。
家族や兄弟のように人を育てることの大切さ

寮生活が心の支えに

当社は地方出身者が多く、私自身も宮崎の出身です。 卒業後は、故郷の宮崎で教員になろうかと思っていましたが、当時はオイルショックの最中で教員の募集がなく恩師から当社を紹介されたことが入社のきっかけです。

入社した当時の仕事で印象深い作業は、穴掘りですよ(笑)。先輩社員に叱られながら、一つ下の後輩と二人で一日2m近く掘りました。体力のいる仕事だと思いましたね。この作業も今では機械化できる部分もありますが、地中に埋設されている電線を切ってしまう危険性があるため基本的には人力に頼らざるを得ません。
 
私は22歳で入社しましたが、ほとんどの社員は18歳で入社してきます。つまり、先輩方が年下なので、その辺りをどのようにやっていくかをずいぶん考えました。そこで、仕事の場面では先輩を立て、寮では年上であることから、率先してリーダーシップを取り、飲み会や海水浴、旅行を企画して皆をまとめるようにしたのです。皆地方から出てきているため、すぐに打ち解け、心細い気持ちを助けられました。

寝食共にすることで培われる結束力

このような経験から、若い社員には、折に触れて「最近はどうだ?」「疲れてないか?」「食事はどうだ?」などと声をかけています。また社員寮の寮母さんにも社員の様子を聞くようにしています。

そうすると「○○さんは近頃元気がないですね」とか「□□さんは何か悩んでいるようですね」などと教えてくれます。このように寮母さんによる見守りや寮で「一つ釜の飯を食う」生活が、若くして親元を離れ遠い地で仕事をする社員の心の支えになるものと信じています。

最近の人たちは寮生活がわずらわしく、最初からアパートに入りたいという希望もあるようですが、最初の1年~3年は寮で生活するようにしているのもそのような経緯からです。

社員とその家族を守るために歩き回った日々

社員を家族のように思う気持ちは社長になる前も現在も変わりません。私が社長に就任した頃は、JRの大規模プロジェクト工事がほぼ終結し、さらにJRの機構改革により業界の再編成が行われ、仕事量が少なくなった時期でした。

どんな小さな工事でもよいので施工させてくださいとお願いをして歩く日々。それでも仕事の受注に至らない日は、社員とその家族のことを考えると帰社への足取りがより重く感じられたものでした。どのような工事でも社員一丸となって取り組み、お客様に更に信頼されるための努力を続けてきました。
不具合があっても隠さない正直さや素直さを重視

求められるのは素直さ、元気、チームワーク

安全が何よりも求められる職場ですので、何があっても「隠さない」ということが大切です。例え自分にとって不利なことであっても隠すことによって、大事に至ることが往々にしてあります。新しく入ってくる社員には、まず正直さ、素直さを求めたいですね。後は元気な人。

当社で活躍している人は皆元気がある人です。そして元気な人は良い仕事をしていますね。それからチームワークも大切ですので、これを学ぶためにサークルに入るのも良いのではないかと思います。

現在は野球部が活動しておりますが、以前行われていた社会保険軟式野球の千葉県大会で優勝し、関東大会に出場したこともあり、会社としても力をいれています。

感情で怒るのではなく、理由のある“叱り”で人を育てる

当社に入ってくれた若い人をしっかりと育てるためにも、社員教育に力を入れています。これまでは、現場の親方が頭ごなしに怒ることもあったのですが、それでは人は育たない。
特に入社2,3年目で自分なりに仕事を覚えてきたところで、「頭ごなしに怒る」と仕事への意欲も下がり、これまでやってきたことは何だったのだろうと自信を失ってしまいます。

社員には、いつも「怒るな、叱れ」と言っています。何のために叱ったのかを説明し、それを理解してもらわないと意味がありません。さらに、人材育成室を設置し、社員教育の充実を図っています。

一人一人のきめ細やかな人材育成と教育に力を入れ、会社全体の技術力の向上、社員の能力開発を進め、全社一丸となり、鉄道の安全運行の守り役としてインフラ整備に貢献していきたいと考えております。
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